和歌はすごい!と初めて感じた出来事

村式が社員研修の一環として参加している偉人伝講座「東京de寺子屋」(寺子屋モデル様)の講義での出来事です。
講師の先生から、以下の万葉集の防人(さきもり)の歌の意味を問われました
※防人とは、古代、北九州地方の防備に当たった兵士のことです。

父母が 頭(かしら)かき撫で幸(さ)くあれていひし言葉(けとば)ぜ忘れかねつる

ご指名を受けたのは村式のスーパープログラマー小池
彼が熟考している間、僕も考えました。

古典を読むのは久しぶりでしたし、そもそも好きでも得意でもなく意味が分からなかったので
何度も何度も読み返してみました。

父母が 頭かき撫で幸くあれていひし言葉ぜ忘れかねつる
父母が 頭かき撫で幸くあれていひし言葉ぜ忘れかねつる
父母が 頭かき撫で幸くあれていひし言葉ぜ忘れかねつる
父母が 頭かき撫で幸くあれていひし言葉ぜ忘れかねつる
父母が 頭かき撫で幸くあれていひし言葉ぜ忘れかねつる

chichihaha.JPG

次第に、何となく意味をとれるようになってきました。

おそらく、お父さんお母さんが頭を撫でながら「幸せであれよ」と言った言葉が忘れられない という意味ではないだろうか?

果たして小池も同様の回答を先生に伝えると、正解とのこと。
「おそらく故郷から遠く離れた防人の地で、お父さんお母さんが言ってくれた言葉を思い出しながら詠まれた歌でしょう。」と
教えてもらいました。

確かに歌をじっくりと読み返してみると、当時の情景と防人の気持ちが目に浮かぶようです。

続けて、「君たちは今千二百年前の人が残した言葉を原文そのままで理解して、共感した。つまり千二百年前の人と心が通ったんだ」と先生。

正直、『これは凄い!!!』と、鳥肌が立つような感動を覚えました。
千二百年も昔の人の気持ちを、現代の自分が感じ取れた、しかも思いを共感できたということ。

和歌はすごい!と初めて感じたのでした。