歌詠みはかっこいい!
これまでの活動を通して強く感じたのは
・物事に感動する。
・感動を言葉にしたためる
・それを伝える(人に、自分に、未来に)。
こんなシンプルではありますが、とても大切なことを自分たちは忘れているのではないだろうか、と思ったことです。
日常に流され過ぎていて感じたことをさらっと表現できない。滅多なことでもない限り感動しない。
「日本のよさをサービスに込め世の中をもっとおもしろくする」という立派な経営理念を掲げている僕らが
こんなことでは相当やばい。
そんなことを考えていた時、以前読んだ小林秀雄のエッセー『考えるヒント3』(文春文庫)のとある記述を思い出しました。
(以下、引用)
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例えば、諸君が野原を歩いていて一輪の美しい花の咲いているのを見たとする。
見ると、それは菫(すみれ)の花だと分かる。
何だ、菫の花か、と思った瞬間に、諸君はもう花の形も色も見るのを止めるでしょう。諸君は心の中でお喋りをしたのです。
菫の花という言葉が、諸君の心のうちに這入って来れば、諸君は、もう眼を閉じるのです。
それほど、黙って物を見るということは難しいことです。
菫の花だと解るという事は、花の姿や色の美しい感じを言葉で置き換えて了うことです。
言葉の邪魔の這入らぬ花の美しい感じを、そのまま、持ち続け、花を黙って見続けていれば、
花は諸君に、嘗て見た事もなかったような美しさを、それこそ限りなく明かすでしょう。
画家は、皆そういう風に花を見ているのです。
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(引用終わり)
改めて読み返してみても、これは素晴らしい真理だと思います。
自分はいつからか物事を科学的に分析する、あるいは素早く処理する、という考えに捉われ過ぎていて、物や出来事を心の感じるままに受け取っていなかったんだ。と気付いたのです。
その点、僕の好きな高杉晋作や坂本龍馬、吉田松陰をはじめとする歴史上のヒーローたちは、すらっと和歌を詠んでいた。
しかも後世の僕らの心にも響く言葉で。
さすが志士、かっこいい!
歌詠みはかっこいい!そしてやっぱり和歌はイケてる!
と改めて気付いた次第です。
ということで、僕らも日々の感動をすらっと和歌に詠めるようになりたい。そしてこの和歌を詠むという素晴らしい日本の文化をもっと伝えたい。
初心者の自分が言うのも恐縮ですが、こんなことを考えて和歌をテーマにしたサービスを作ることにしました。
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